ブリュッセル・グリフォンは歌舞伎俳優・中村芝雀さんも飼っています。

出典:Pixabay

 

ブリュッセル・グリフォンは、ぶさかわですね。

この感じが、なんとも愛らしくて、憎めない存在になっています。

そんな、ブリュッセル。グリフォンを紹介します。

 

原産国:ベルギー

体重:小型は1.4〜3.2㎏ 大型は3.5〜4.5㎏

体高:18〜20㎝

毛色:ブラウン(赤色が少し入っている)

 

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特徴

 

物凄く、プライドが高いです。

嫌われたら最後かもしれません。

物覚えがよくて、頭が良く、遊びや楽しいことが大好きです。

暑さに弱く、注意する病気は、呼吸器疾患・口蓋裂・眼疾患。

 

毛が硬い、まるで針金のようです。

シャンプーする時などは、揉みながらシャンプーした方が良さそですね。

被毛は、ラフとスムースがいるようです。

耳と尻尾は、断耳・断尾されているようです。

 

このブリュッセル・グリフォンは、歌舞伎俳優・中村芝雀さんの愛玩犬でも有名です。

ホームセンターのペットショップで、たまたま発見し、それ以来のお付き合いということらしいですね。

 

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歴史

 

ブリュッセル・グリフォンは元々、15世紀にベルギーにいた犬で、主にネズミを駆除する為の始祖犬から、

品種改良され、パグとアッフェンピンシャーが組み合わされた。

始祖犬は、主に馬小屋でネズミ駆除をしていた為、馬小屋の犬『グリフォン・デキューリー』

などと言われていたそうです。

グリフォンの名前の由来は、硬めの被毛を持っていることや、捕まえると言う意味の『griffer』

から来ているようです。

 

1870年代に、ベルギー王妃(マリーアンリエット・ド・アブスブール・ロレーヌ)

がブリュッセル・グリフォンを愛玩犬として珍重していたことから、

小型の犬種は、上流階級の愛玩犬として、主に女性にもてはやされ、

大流行になる。

 

この頃から、さらに改良が進み、アーフェンピンシャーとパグ、ヨークシャーテリアなどの交配が

進められる。

 

この交配で、パグの平たい顔面の感じが残っているのですね。

 

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改良弊害

 

流行のピークは、1920年代らしいですが、

ブリュッセルになんと、当時5,000頭も繁殖用に存在していたとか。

 

改良に次ぐ改良で、生殖が思うように出来なくなり、数を減らして行った模様です。

ブリュッセル・グリフォンは、ブリーディングに問題があり、

メス犬は妊娠が困難なところがあり、偽妊娠などの症例も報告されているという。

妊娠しても、一度に生まれる頭数は、少なく1〜2頭と少ない。

また、親犬よりも仔犬の方が大きいという性質があり、

帝王切開により分娩するといった事が多いようです。

 

出産した、仔犬は生後数週間で死亡する確率が60%有り、

メス犬の高度なメンテナンスが必要で、コストが高額になるようです。

 

一般の犬に比べ、値段が高いのはこのせいでしょう。

 

20世紀後半になると、頭数が激減した影響で、世界にあまり広まらなかった。

 

日本では、この犬種は一定の登録があるようで、

根強いファンを獲得していると言えるのではないでしょうか?

 

現在、こんなに沢山の犬種がいるのは、犬にとって不幸な出来事かもしれませんが、

結果、可愛い犬や実用的な犬が誕生し、人間にとって豊かな生活を提供してくれています。

昔の犬に対する情熱はすごいものが有りますね。

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