幼い頃の犬との思い出

雑種犬
出典:photoAC

私のたわいもない思い出話や独り言を掲載しています。

 

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photo credit: cizauskas Portrait of Charlie at rest via photopin (license)

上記の写真はイメージです。

 

昔の写真がなかったので、近いイメージの写真を掲載しています。

 

初めてペットロスになった思い出です。

 

個人的な犬との思い出で恐縮なんですが・・・

 

私が、4歳頃に、雑種の犬を親が飼っていました。

 

名前は「アース」雄の雑種で外飼いしていた犬です。

 

私が生まれる前からいた人生の先輩の犬でした。

 

言ってみれば、私の兄貴的な存在です。

 

遊ぶときはいつも一緒で、良く遊んでいました。

 

私には、姉が居たのですが、9歳も年が離れているものですから、
可愛がってくれるのですが、何分歳が離れすぎているので、
遊ぶ事の興味が違っている事もあり、あまり相手にしてくれませんでした。

 

もっぱら、一人で遊ぶか、犬と遊ぶしかないのですね。

 

でも、犬のアースのおかげで寂しくはなく、とっても楽しかった思い出です。

 

不思議なことに、私が遊びに来ると外に置いてある、
私のお気に入りのおもちゃを置いてくれているんです。

 

持って来てくれているんですね!

 

幼かったので、疑問にも思わず当たり前かのように、当時は過ごしていたんです。

 

それから大人になって、ハット気づいたです。

 

あの犬は、物凄くお利口さんな犬だったと改めて思いました。

 

私のお気に入りのおもちゃを自分で考えて、誰からも教わることなく、
私のおもちゃを覚えていて持って来てくれている。

 

私が、遊んで上げているつもりが、実は遊んで貰ってたんですね。

 

アースは私が子供で幼く、兄のような気持ちで接してくれていたんだと思いました。

 

私が、小学2年生の頃にアースは亡くなってしまったんですが、
子供心に物凄く悲しい、衝撃的な思い出として今もはっきり覚えています。

 

アースは亡くなる1ヶ月前位から、
実家の裏にある土手に穴を掘り続けていたので、
何をしているのだろうと不思議に思っていました。

 

家族も、なんの穴だろうと思って見ていました。

 

ある日、アースの様子がおかしいので、獣医師に診せに行きました。

 

獣医師は、もう長くないですねフィラリアにかかっています。

 

手の施しようがなく残念です。と言われました。

 

当時、私の周辺には動物病院はなく、
狂犬病の予防注射すら、なかった時代で、
フィラリアの予防注射などもなかった時代です。

 

これで、私の歳が大体お判りなると思いますが・・・

 

フィラリアは、犬の心臓に取り付き、
心臓を圧迫させて心臓の機能を弱めていく病気です。

 

寄生虫です。

 

糸のような体を持つ寄生虫が心臓の組織の中に入り込むのです。

 

そして、心臓を締め付け犬が絶命するのです。

 

もちろん、アースは自分がどのような病気にかかり、
いつ頃、亡くなるか解っていたようでした。

 

それで、自分の亡くなった亡骸を隠そうと、墓穴を掘っていたんです!

 

これで、なんの為に土手を必死に掘っているか謎が解けました。

 

それがわかった時には、犬はなんて凄い生き物だろう!

 

その律儀な態度に、悲しさは倍増して、その時も大泣きに泣きました。

 

今でも、はっきり覚えていますが、小学校から帰って来て、
アースは虫の息だったのですが、必死に私が帰って来るまで、
耐えていたようでした。

 

私の母が、死に水をやりなさいとアースの所に水を持って行って上げました。

 

アースは、美味しそうに私の目を見ながら、目でありがとうと言っているようでした。

 

私が、抱きかかえて水を上げた私の胸元で息を引きとったのです。

 

私は、涙であまり見えない自分の目を拭きながら、

 

最後までアースの目を見ていました。

 

私だけかもしれませんが、その時不思議な事が起こったんです。

 

私は、その瞬間わかりました。

 

今、亡くなったと。

 

どうして、解ったかと言いますと、
アースの瞳の奥が、一瞬エメラルドグリーンに光ったのです。

 

今でも、なんでそのように見えたかはわかりません。

 

しかし、はっきり覚えています。

 

エメラルドグリーンに光ったのです。

 

本当に動物には、驚かされて来ました。

 

絶対に動物の命を粗末に扱ってはいけません。

 

人間と同じ魂が宿っているのです。

 

あなたのペットも、もし、寿命がきて、
神に召される時が来たら、見守ってやって下さい。

 

ぜひ、お願いします。

 

ここまで、読んでくださりありがとうございました。

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