乳がんや大腸癌を嗅ぎ分ける犬、がん探知犬はクローン犬だった。日本初がん検診導入。

お医者さんより犬?

日本に5頭しかいないがん探知犬。

株式会社セント・シュガー・ジャパンさんが育成するラブラドールレトリーバー。

自治体(山形県・金山町)が、正式にがん検診にがん探知犬を導入するのは日本初。

 

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がん探知犬とは

 

がん患者から尿の匂いを選別して、早期にがんを発見する凄い犬。

現在、がんを探知できる犬は、日本に5頭。

株式会社セント・シュガー・ジャパンが育成する。

セントシュガー探知犬トレーニングセンターの佐藤悠二さんが

所有しトレーニングを行う。

人の尿から判別し、99.7〜100%の判別能力があると言います。

がん探知犬の走りは、1989年に女性のイギリス人が飼う愛犬に、

足を噛み付かれたことから始まる。

 

噛み付かれたところが、ホクロの部分であった為、

不思議に思い、医療機関で見てもらったところ、皮膚ガンと判明した。

 

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歴史

 

東京都内でサラリーマンをしていた佐藤悠二さんは、

田舎で好きな犬を育てたいと言う思いから、

1998年に千葉県の白浜に移り済んだのがきっかけ。

 

1999年に水難救助犬ローズを育成し、一世風靡する。

 

その後、ブリーダーから購入したラブラドールレトリーバーのマリーンに出会う。

 

水難救助犬として育成していた時、

推進10メートルの深さの物の匂いを嗅ぎ分ける事に気付いたと言う。

 

その後、匂いを嗅ぎ分けるのに困難な物で、

試した所、マリーンちゃんの卓越した才能に気付いた。

 

佐藤悠二さんは、オランダの医学雑誌にがん特有の匂いがある事を知り、

卓越した嗅覚を持つマリーンちゃんなら出来るのではないかとの事で、

本格的にトレーニングを始め、現在に至る。

 

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マリーンちゃんは子宮を摘出。クローン化。

 

子宮の病気により、子宮がなくなったマリーンちゃんは、

子供を産む事が出来なくなった。

このままでは、優秀な遺伝子を残す事が出来ない為、

日本の株式会社シームス(Seems)によって、

韓国のRNLバイオ社(RNL Bio)に依頼しクローン化が決定する。

クローン化は成功し、四匹のマリーンちゃんのクローンが誕生した。

 

四匹とも日本に送られて、セントシュガー探知犬トレーニングセンターにて、

トレーニングが始まる。

 

四匹の内二匹は、トレーニング後に売却先が決まっているいるそうで、

韓国ウォンで一匹、5億ウォン(約5,200万円)で売却されたと言う事です。

二匹の売却先は分からない。

 

がん探知犬が知られるまでの苦悩。

 

佐藤悠二さんは、様々な医療機関にマリーンちゃんのがん探知犬を働きかけたが、

ことごとく断られ、中々理解されず、

「匂いで病気が解ったら医者はいらない」などと言われていたと言う。

 

それでも、働きかけた結果、ある1つの医療機関が興味を持ってくれたそうで、

そこから、様々な医療機関が理解・認知するようになり、

今では各有名大学で共同研究開発され、

世界的にも知られるようになった。

 

最後に

 

がん探知犬という新しいジャンルを切り開いた、佐藤悠二さんは凄いですね。

会社員をしていた当時に、好きな犬を田舎で育てたいと言う想いが叶った形です。

 

様々な資料を拝見して思ったのは、本当に犬が好きなんだなと言う事。

なんだか偉そうですが、私もそれは本当に感じましたね。

 

犬のことが好きで、愛しているからこそ、

ここまでの追求・研究・継続が出来たのではないかと思います。

 

結果、世界的にラブラドールレトリーバーのマリーンちゃんが、

知られるまでになり正式に医療機関で検診をする、

犬ドクターの誕生と言っても過言ではないかと思います。

 

この事で、人の命が助かり人間社会に及ぼす恩恵は、

計り知れないものとなると思います。

 

何千年も昔から人間のパートナーとなってきた犬。

猟を手伝い、人間を癒し、人間を助ける犬は更に、

人間にとって、欠かせない最高のパートナーとなるでしょう。

 

他方、老犬が認知症になり保健所に連れ込む事例を見ますが、

飼い主が、認知症で賄いきれないとの判断で保健所に連れ込むのでしょうが、

本当に酷い話です。

保健所に連れて行かれた犬は、処分になる事を知っていて、

連れ込むのですからあまりにも、情けないと思います。

 

今まで、犬から癒されたり、助けられたりしていませんでしたか?

自分が賄いきれないとの理由で保健所に連れて行く行為は、間違っていると思います。

様々な理由があるかと思いますが、もっと別の方法を模索して頂きたいと思います。

 

今回日本初の、検診をするがん探知犬は、犬界の格を上げる事に貢献する、

素晴らしい事例となるでしょう。

 

盲導犬やセラピー犬も人間を献身的にサポートしています。

 

犬を単なる利用、ペット&アクセサリー、ストレスのはけ口と、

思って飼っている人がいるかもしれませんが、

どうか最後まで責任を持って、

慈悲ある心で、犬を飼って頂きたいと思います。

よろしくお願いします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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